オゾン水の作り方

オゾン水の作り方
オゾン水の作り方は2種類あります。

それは「低電圧電解式」「バブリング式」です。

以下、詳しく説明します。

低電圧電解式とバブリング式は何が違うのか

低電圧電解式というのは、水中で電気の力を利用し、電解させオゾン水を作る方法です。簡単に高濃度のオゾン水が作れることがメリットです。

オゾンバスターは、こちらの「低電圧電解式」となり、最大5ppmの高濃度オゾン水を作れます。

一方、バブリング式は、気体のオゾンを放出するオゾン発生器を利用して行う方法です。

オゾン発生器の中には、オースリークリア2のように専用チューブが付属し、オゾン水も生成できるモデルがあります。

このようなオゾン発生器では、付属のチューブなどを用い、気体のオゾンを水の中にブクブクと放出してオゾン水を作ることができます。

見た感じではブクブクと勢いはいいのですが、この方法だとオゾン発生器のオゾン発生量に関係なく、1ppm程度の濃度が限界です。

また、バブリング式でオゾン水を作る際のデメリットとして、気体のオゾンを無理やり水の中に放出しているため、水に溶け込むことができなかったオゾンが水から出てきてしまうという点です。

そのため、バブリング式でオゾン水を作る場合は、換気を行いながらオゾン水を作ることをおすすめします。
 
表が切れて表示される場合は、スライドしてご覧下さい。

生成方式オゾン濃度デメリット
低電圧電解式高濃度(5ppmなど)なし
バブリング式低濃度(1ppm程度が限界)オゾンが漏れる

オゾン水の作り方〜低電圧電解式

低電圧電解式でオゾン水を作るには、低電圧電解式仕様のオゾン水生成器「オゾンバスター」などを利用します。

一般的に、低電圧電解式でオゾン水を作る場合、〜5ppm程度の高濃度のオゾン水が作れます。

STEP1 ボウルを用意します
STEP1 ボウルを用意します

STEP2 ボウルに水を入れ、オゾンバスター本体を着水
STEP2 ボウルに水を入れ、オゾンバスター本体を着水

このときの注意点は次の3点です。
 

  • 水道水とミネラルウォーター以外は使用しない
  • オゾンバスター本体すべてが水の中に入っていることを確認する
  • アダプタやスイッチが水に濡れないように注意する

STEP3 電源を入れオゾンバスターの運転開始
STEP3 電源を入れオゾンバスターの運転開始

オゾンバスターの電源を入れると、シュワシュワとすぐにオゾン水生成が開始します。

以上です。

お分かりいただけたかと思いますが、オゾンバスターさえお持ちであれば、オゾン水の作り方はいたって簡単です。

オゾンバスターの詳細はこちらをご覧下さい。
オゾンバスターの口コミ・評判と特徴まとめ

オゾン水の作り方〜バブリング式

バブリング式でも、1ppm程度までのオゾン水が作れます。(機種問わず1ppm程度が限界)

バブリング式でオゾン水を作る場合は、オースリークリア2のようなオゾン水生成も可能なオゾン発生器を利用します。

基本的には、オゾンバスターと同じSTEPになります。

STEP1 ボウルを用意します
STEP1 ボウルを用意します

STEP2 ボウルに水を入れ、エアレーションストーンを着水
STEP2 ボウルに水を入れ、エアレーションストーンを着水

このときの注意点は、「ストーン全体が水の中に入っているか」という点です。

オースリークリア2などのオゾン発生器を利用してオゾン水を作るバブリング式では、オゾン発生器内で生成した気体のオゾンがチューブを通り、水の中に放出されるわけですが、このとき、ストーンが少しでも水から顔を出している状態だと、普通に空気中にオゾンが放出されてしまいます。

ですので、ストーン全体が水の中に入っていることを必ず確認して下さい。

STEP3 電源を入れオースリークリア2の運転開始
STEP3 電源を入れオースリークリア2の運転開始

見た目、ブクブクと勢いはいいのですが、バブリング式で作るオゾン水のオゾン濃度は1ppm程度が限界です。(とはいえ、こちらのオゾン水の濃度でも説明しているように1ppmでも除菌効果は高いです)

気体のオゾンを水中に放出して、オゾン水を作るバブリング式は、溶けきれなかったオゾンが水からごく微量漏れ出ますが、オゾン臭が気になるなら換気をすれば何も問題ないレベルですのでご安心下さい。

このように、低電圧電解式にしても、バブリング式にしても、オゾン水はとっても簡単に作れます。

オゾン水のオゾン濃度と水温、時間の目安

オゾン水が簡単に作れることは分かっても、「どの程度の水量が、何分くらいで、どの程度の濃度になるのか」を知らないと正しくオゾン水を活用できませんよね。

そこで、ここではオゾン水のオゾン濃度と水温、時間の目安などをご説明します。

低電圧電解式のオゾン水生成器の場合

それほど気にする必要はありませんが、厳密にいうと、低電圧電解式でオゾン水を作る場合、「硬度」も関係してきます。

オゾンバスターの詳細はこちらをご覧下さい。
オゾンバスターの口コミ・評判と特徴まとめ

日本全国の平均硬度は硬度51.043mg/Lです。

【硬度が低い地域】
宮城県、山形県、鳥取県、島根県、愛知県
上記5県は、平均硬度以下(主に硬度30mg/L以下の地域)になります。そのため、下記時間目安表の1.5倍程度の時間をみるか、ごく少量の塩(※1)を入れると、濃度が上がりやすくなります。

※1 塩を入れる場合は5リットルの水道水に、0.1g入れて下さい。塩の量が多いと過電流で動作しなくなる場合があります。

【硬度が高い地域】
埼玉県、千葉県、東京都、福岡県、熊本県、沖縄県
上記1都5県は、平均硬度以上であり、理論的には短時間で高い濃度のオゾン水が生成できることになります。

【その他の都道府県】
その他の都道府県は、概ね平均的な硬度となりますので、特に気にする必要はありません。

小さくて見づらい場合はピンチアウトで拡大してご覧下さい。

水温15℃の場合

水温15℃の場合

水温20℃の場合

水温20℃の場合

水温30℃の場合

水温30℃の場合

オゾン発生器のオゾン水生成機能を利用したバブリング式の場合

バブリング式の場合、「硬度」は一切関係ありません。

また、オゾン発生器の性能に関係なく、作れるオゾン水のオゾン濃度は1ppm程度が限界です。

水温についても、極端に高かったり、低かったりしなければ特に気にする必要はありません。

日本全国すべての地域及び1年間を通して(冬場は冷たく、夏場は熱かったりしますが)水道水でご利用いただけます。

前提条件
・オゾン発生量200mg/hr以上のオゾン発生器である。
・10リットル以下である。

バブリング式の生成時間と濃度の関係は簡単です。

1リットルあたり、1分を目安にして下さい。

つまり、3リットルなら3分程度、5リットルなら5分程度という具合です。

そして、バブリング式でオゾン水を作る場合、対応水量としては10リットル程度が限界になります。

「オゾン水の濃度は1ppmで十分、私はオゾン水以外にも気体のオゾンでいろんな場所を消臭・除菌したい!」という方は、オースリークリア2という機種がおすすめです。

オースリークリア2の情報はこちらにまとめていますので、この機種に興味がある人は参考にして下さい。
オゾン水も作れるおすすめのオゾン発生器「オースリークリア2」